ナウシカの話

私は基本アニメを見るのを途中でやめない。
もちろん今のアニメ戦国時代、TVアニメを全部追えているというわけではない。
ただ一度見始めたら、その24分だけはとりあえず最後まで見る。
途中で停止してそれっきりということはまずない。
一話見て「まぁ、来週からはやめておくか」ということはあるが、とりあえず一話は見る。

TVアニメでこれなのだから劇場アニメは途中でやめたものはない(尿意に負けて一時離席したのはともかく)
ただ一つを除いて。
それがナウシカだ。

これを読んだ人は「え?ナウシカってあのナウシカ?」と思うだろうけど、日本人の1000人中999人が思い浮かべるであろうあのナウシカだ。

私が初めて見たジブリはトトロだった。
今改めて調べてみたら、ナウシカは2歳の時公開、トトロは6歳だった。
私の母は筋金入りのアニメ好きで、ナウシカも幼い娘(私)を放置して劇場に見に行ったらしい。
私も最初見たトトロで夢中になり、魔女の宅急便にはすごくドキドキして、もののけ姫では涙し、千と千尋ではハクに恋をした。
まさにジブリ全盛期世代である。
物心ついてから、見逃していたラピュタやナウシカもビデオで見ようとした。
ラピュタは普通に面白かった。

ただ、ナウシカはどうしても受け付けなかった。
まず第一に私は虫が大嫌いなのだ。
王蟲どころか蟲とか腐海の時点で無理だった。
ビデオを停止してそのままレンタル店に返却した。
あと砂埃っぽい空気も無理だった。
あれを当時の技術で映像化できたジブリはすごいと思う。
でもすごすぎたのだ。
リアルすぎてダメだった。
肌や口の中がゾワゾワするのだ。

でも語り継がれる名作だから見ておくべきだと、レンタルしては途中挫折してを10回くらい繰り返し、結局未だにどういう話でどういう結末なのか知らないままだ。

ネット民なので、テンプレのネタは知っている(テトとか青き衣をまといて…とか)
でも全貌は未だに分からないままなのだ。

もうこうなったら一生結末を知らないでおくのもいいかもしれないかもしれない。

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