ダンナさんと夕飯食べながら昔好きだったマンガの話になり
「俺ジャンプ読んでたけど、ガンガンも好きだったなー。グルグルとかハレグゥとか」という言葉に反応して
「ツインシグナル語れる!?」と言ったら
「何それ…?」と返された。
私は中学高校と同人をどっぷりとやっていて、
よく活動してたのは幽白やるろ剣などのWJ系のBLだったのだが、
実は一番多く本を出したのはツインシグナルである。
合同誌や寄稿も合わせたら10冊を超えると思う。
今の感覚だと少ないかも知れないが
ほぼオールアナログで年に3~4冊本を出せれば上等な時代だ。
その高校時代にどっぷり浸かっていたのがツインシグナルだった。
知らない方のためにざっくりと説明すると
「おじいちゃんの発明したロボットの前で俺がくしゃみしたら小型化しちゃったよ~」
という非常に底の浅いガンガンテンプレギャグマンガの皮を被っているだけで
実は考証と伏線張り巡らされまくって、アンドロイドと人間の愛憎入り乱れたガチモンのサイバーアクションだ。
アシモフ知ってると100倍楽しめるよ★とかガンガンでやる漫画じゃないだろ。
しかも、兄弟や主従や擬似親子などなどの何十年にも及ぶ多重構造を理解するには本編の他に外伝小説10巻近くを読まなければならないという鬼畜プレイである。
とにかくキャラが魅力的で多いので、男女ともに誰かしら性癖に刺さるだろうという多重爆撃型作品で
高校時代の私は見事にコード兄さん(CV緒方恵美)にやられた。
外伝小説も全巻揃え、ドラマCDもエンドレスリピートした。
ただ、あの複雑構造は人類には早すぎた。
あと10年遅く出ていたらSNSで考察やファンアートが出回ってアニメ化もしていたと思う。
分厚い小説もオンライン配信という手もあったはずだ。
私は一人で黙々と考察するのが大好きだったので、一人でも十分楽しめたし本も出せた(売れなかったけど)
けど、あの作品を一人で楽しめる人というのは非常に限られると思う。
なので今みたいに気軽にオンラインで全国の同志を集めて語れる時代に連載してたら、もっとメジャー作品になっていたはずだ。
というわけで、アラフォーの財布を狙っているアニメプロデューサーの方
ツインシグナルのアニメ化を!お願いします!
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