0831
8月24日(火)
「おじちゃん……誰?」
「おじちゃんは未来からやってきた凜ちゃんの将来のダンナさんだよ」
「えー、うそー!」
「本当だよ。未来ではタイムマシンが作られて今の凜ちゃんに会いにやってきたんだ」
「じゃーねー、凜は大きくなったらどんな人になってる?」
凜自身半信半疑なのだろう。嘘を楽しむようなそぶりすら見せながら無邪気に笑う。
「そんなの……」
「おじちゃん?」
俺の目から大粒の涙があふれ出した。拭っても拭っても止まらない。
だって
そんなの
「おじちゃん、変なのー」
喉元まで出かかった言葉
鏡を見ればいいじゃないか。