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凍夜

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TEXT / 016

 あの日の雪は

 今も降り続いて

 この世界の

 すべての音を

 たったひとりで

 かくしている

 こんな日

 こんな夜は

 さみしい、

 さみしい

 君をおもう夜

 ひとり

 うずくまる

 風が吹き抜ける

 寒くなった右隣

 言いそびれた

 言えなかったのは

 ごめんね、

 ごめんね

 君をおもう夜

 ストーブも

 ココアも

 慰めにもならない

 このままじゃ

 凍え死んでしまう から

 なみだを流す

 あたたかいなみだ

 あたたかいなみだの海で

 おぼれていると

 君の思い出も

 溶けてしまう

 ほんのすこし

 ほっ、

 とした