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初雪

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TEXT / 002

 いつだって そう

 君は私に

 付け入る隙も与えてくれない

 朝

 門灯に座っていた雪兎

 一晩中泣き明かした紅い瞳に

 震える心を 幾つでも

 いくつでも

 押し込んで

 止まらない

 想いごと

 擦り切れたコートの背中

 飛び込んでやろうか

 いっそのこと

 君の手が

 こんなに暖かくなければよかった

 そうすれば

 凍えた手を温める吐息が

 私の名を囁く唇が

 冷たく抱き締めても

 気にもならないはずなのに

 いつまでたっても消えない雪

 赤い指でつかみながら

 繰り返す

 手探りで確かめる

 癒されなかった傷

 君がまだ

 私の掌中にいることを