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静夜

POEM / ARCHIVE

TEXT / 006

 外は雪

 夜更かしの記録更新は

 毎年決まってこの日

 窓の鍵を開けて

 ストーブの前で

 毛布にくるまって

 じっと

 わたしだけに微笑んでくれる

 赤い服のおじいさんを

 思い描いていた

 あの頃

 何より大切だったものが

 どうでもよくなった

 そのかわり

 あの頃

 考えもしなかった

 そんな幸せを手に入れた

 駆け巡る雑踏

 ぼやける街灯の下

 手を伸ばす

 雪を待つ

 流行遅れの赤いコートで

 時間に少しルーズな

 サンタクロースは

 いつもの待ち合わせ場所に

 どんなプレゼントを

 持ってきて

 今年は

 どんな笑顔を

 見せてくれるのでしょうか