高校時代、私は英文法『10』、英会話『2』でした。
「そんな人いないよ~」と皆言うのですが本当なんです。
そのエピソードを一つ。
前にも別のブログで書いたのですが
私が文章を書くきっかけになったのは
高校時代の英語の学年内コンクールでした。
テーマは「外国人講師のTobyが
ハロウインにアメリカの両親に送った書留が紛失した。
どこに行ったのかそれぞれ考えよう」というもので
賞品として1位になったら
好きなCDをTobyに買ってもらえるということで
自由参加でしたが賞品に目がくらんだ私は
速攻応募しました。
内容は童話形式で
森でひっそりと暮らす針金のような体のお化けが
ハロウインだけはシーツをかぶって
普通の子供と一緒に遊べる。
でもハロウインの日シーツを洗濯していたら
風で飛ばされてなくしてしまう。
悲しいあまり、誰もいない郵便局に忍び込み
一通の書留を金庫の隙間から抜き取って
そのお金でシーツを買ってしまう
というようなものです。
これがまぐれで1位になって
私はその時発売されたての
ユーミンのベストアルバムを買ってもらおうと
意気込んでいました。
一方、Tobyも意気込んでいました。
彼はつねづね
「どうして日本の高校生は
あんな難しい論説文を読解できるのに
赤ちゃんレベルの会話しかできないのか」と
嘆いていたそうです。
そこへ届いたひとつの優しい童話。
どんな子だろう
もちろん英語は得意なんだろうなぁ
一緒にCD買いに行けるのかなぁと
期待に夢ふくらませていました。
ある日、英語教諭に
「欲しいCDを言いに行け」と言われた私は
職員室に足を踏み入れました。
第一声が
「はろお、はうどぅゆでゅう」
(Hello. How do you do?)
私は人間が本気で絶望した時の顔を初めて見ました。
念のため言っておくとTobyとは
毎週月曜の2時間目に顔をあわせてるので
初めましてでは全くありません。
そしてあらかじめ書いておいた
CDのタイトルを書いたメモを差し出し
「ぷりいず、ばいみい」
今から考えれば「buy me」って
かなり危ない意味じゃないだろうか、ひょっとして…
(正しくは「buy for me.」)
この経験からかTobyの英語コンペは1回きりで
打ち切りになりました。
そうなんです。
英語書けるんです。
自慢じゃないけど書くのには自信があるんです。
ただ、あがり症なのに加えて
英語を喋ろうとすると頭がまっ白になり
英語の発音がむちゃくちゃカタカナ…
いや、もういっそひらがななんです。
次の日からTobyが私のことを避けているような
気がしたのは気のせい…ではないと思います。
すみませんToby先生。
お元気にされていますでしょうか?
英語喋れる高校生は見つかりましたか?
コメント
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ともかく、更新が早いんで、いつもコメントがまにあわ言わないです。
今度、海外英語武者修行ちゅうことで、どっかいきませんか?ホテルの部屋は、シングル2つでいいですから~(笑)
ひび父さま、よろしく(笑)
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一応、一日一記事なので
コメントは気が向いた時にだけでもマイペースで送ってやって下さい。
英語武者修行!?イ、イヤです。
いや、みやりゅうさんがイヤなんじゃなくて
家から出るのもめんどくさいのに
国から出ろなんて…。
ごめんなさいっ(ねるとん風に)