教習所

友人が免許を取りに行ってると言うので
思い出した教習所エピソードを
ひとつふたつ…
初期から絵日記を見てる人
または昔のを見返した人ならご存知かと思いますが
私は合宿で免許を取りました。
というのも
母が教習所で何度も再試験になって
ボロボロになったのを見ていたので
「この人の娘がスムーズに免許を取れるわけない」と
合格まで追加料金なしの合宿を選びました。
まぁ、怠け防止と
ご飯がついてて安いというのもあったのですが。
ちなみに教官に聞いた話だと
ご飯や宿泊費がついてて
普通の教習より安いってのは
町興しの一環だかららしいです。
「○○教習所だよ～」って宣伝することで
田舎の町が名前が広まるだろうということだそうです。
えっと
じゃぁ折角なので
まぁ、今となっては笑える話を…。
「無線教習」というもの
免許取った方なら分かると思いますが
無線機を車に置いて
そこから教官が指示を出して
教官は同乗せずに一人で走るというものです。
しかしこれ
致命的な欠陥があります。
向こうからの声は聞こえるのですが
こちらからは一切話せないのです。
あ、言い忘れてましたが
私が免許取ったのは４月で
合宿地は島根でした。
４月の島根……
寒いです。
言わずもがな寒いです。
車で寒いと何が起きるか。
窓が曇ります。
当然です。
思いっきり曇ります。
一人で車に乗って
無線機から
「はい次右折してー」
とかの声が聞こえる中
どんどん
窓は曇っていきます。
た、確かこういうとき
冷房か暖房を入れるんだ！
でも、どっち…？
どっちでもいいなんてこと
当時の私には
思いも寄りません。
間違った方を入れて
余計窓が曇ったら？
考えてる間に
どんどん前が見えなくなります。
「信号を左折ねー」
「左折はいいから
　曇りを止めて下さい！」
誰も聞こえない声が
車中に響く中
ついに
完全に窓がまっ白に
なろうかというとき
「何してるの！君！！」
通りすがりの
対向車に乗っていた教官が
慌てて車に
乗り込んでくれました。
「冷房でも暖房でもいいから！
　ここを押すの！！」
あの教官が
教祖にでもなったら
入信しようと思っています。
（顔覚えてないけど）
田舎の教習所だったので
教官のいじめ 指導で
ギリギリ車２台通れるかどうかという
狭い農道を走らされたことがありました。
まぁ、何とか普通に走っていると
前にえらくゆっくり走る軽トラが
「先に行って」とハザードを出してきました。
前述の通りギリギリ車２台です。
農道です。
落ちたら畑へ
まっさかさま（にはならないと思う）です。
教官「何してるの？早く追い越して」
そこで私の口から出た言葉は
「無理です」でも
「どうやるんですか？」でもなく
ただひとつ
「泣いてもいいですか？」
教官「ダメだから早く行って」
こ、こいつ平然としてやがる。
何とかその場は頑張って乗り切ったのですが
以来、教官に何かを訴えることはやめました。
もうワンエピソード
これも免許取った人なら
誰でも知ってると思いますが
教習には「見極め」というものがあります。
合否試験の前の回に
「これなら試験を受けてもいいか」
というのを見る
言うならば試験の予行演習です。
ぶっちゃけて言います。
私、不正合格しました。
いや、ちゃんとハンコもらったんですけどね。
一揃え運転を終えた後
教官に聞かれました。
教「ひびきさん(仮)は
　　家に車はあるの？」
私「いえ、一人暮らしなんで」
教「じゃぁ、すぐに買うつもりは」
私「ないです」
教「友達の車を運転する予定とかは」
私「ありませんね。
　　とりあえず身分証代わりに
　　持ってたいだけなんで」
教「じゃぁいいか」
ポン（はんこを押す音）
じゃ、じゃぁいいかって！
いいかって！そういうものなの！？
日本の交通事情はどうなってるの！？
翌日の試験では普通に合格もらったけどね！
でも！でも！！
というわけでとってもオススメです。
島根の○○教習所☆
いや、普通に運転したい人は
本当に普通の教習所行った方がいいと思います。