とってもだいすき

世界の音が
煩くて
世界の色が
煩わしく
私は押入れの隅に
蹲っていた

そこにしか
私の
居場所はなく
しかし
深い暗闇は
私を
歓迎してはくれず
行き場をなくして
震えてた

押し入れで
寝起きできる
ドラえもんに
憧れて
どこでもドアで
この世の
どこでもない世界に
行けないものか
夢想した

今も世界は
やかましいけど
少しなら
耐えられるように
なりました

世界は
良くなるものでなく
自分の
四肢が
五感が
全てが
鈍くなるもの

どこかの誰かが
助けてくれる
ものではなく
自分で自分を
助けるもの

ドラえもん、

やっと
分かりましたよ

#30DayVerseChallenge
DAY29:子供のころの歌

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