POEM

自由詩

林檎

君のむくりんご、すき でこぼこで 芯がのこっていて そんなところ、すき うさぎのつもりだろうに 皮がそり...
自由詩

初雪

いつだってそう 君は私に 付け入る隙も与えてくれない 朝 門灯に座っていた雪兎 一晩中泣き明かした紅い瞳に ...
自由詩

陽炎の音

すり抜けて行くのは 心 描かれた座標を一つ一つ確かめて 器用に裏路地をすり抜けて行く 甘く灼けた空に閉じ...
自由詩

永遠

空でいちばんおおきな雲の下  ふたり すわっている  せなか合わせに すわっている  聞こえるのは 風の音  ...
自由詩

花火

たとえるならば  それは  きっと  花火のようなもの  果てない闇に  咲いて  消えて  また花をひ...
自由詩

静夜

外は雪  夜更かしの記録更新は  毎年決まってこの日  窓の鍵を開けて  ストーブの前で  毛布にくるま...
自由詩

ひらり

彼女は、羽根だった  変わり者ばかりの美術学校の中でも  一際、目を引いた  誰よりも奔放で  気ままに...
自由詩

複写ー親愛ならぬ母様へ

言い訳もできない  嫌いな言葉は  「お母さんに似ているね」  十二の時から長すぎた反抗期  あな...
自由詩

ふるさと

それならば 私は  詩人にはなれない  詩人というのは 必ず  一度や二度は  故郷を憶う詩を書くもので...
自由詩

きずな

たとえば  なんでもない想いが  すれちがったり  たとえば  どうでもいい記憶が  かみあわなかったり...
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